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イロアセル 千秋楽 新国立劇場 藤井隆 観て来ました!

評価:
---
ポニーキャニオン
¥ 3,300
(2004-03-17)
コメント:この映画好きだ〜

http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000436_play.html
『イロアセル』



面白いお芝居でした。
友人は私のツボを本当に心得た人で、彼女の「きっと好きだと思います」というのは、ズバリ!ですね。

始めは「色」の「共感覚」についてのお話なのかと思っていました。
私が勘違いしていたので、友人が上手いことレクチャーしてくれました。
これが上手い!さすが演劇通。
どこまで説明したものか心得ている。
ストーリーを理解しやすく…しかし、変な誘導はせず、もちろん、ネタバレもなし。

というワケで、私のここから先はネタバレです^^






まずね、共感覚ってこういうことです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/共感覚

http://www.synaesthesia.jp/

共感覚って…そんなに珍しいのかな?
…私は、それは当たり前の気がしているのですが…
声にも匂いにも色があるよね?
私が誰かの声を「こんな色」っていうと、
「ああそうだね〜」と頷いてくれる人は一杯いるし…
イヤ、私はむしろコッチの色…という場合もあるし…。


この中で画家の描くカラスの歌にカラスが涙するシーンは、まさに共感覚!
しかも、それが一致しているという奇跡のシーン。

…私も、オダジせんせいと蝶々夫人のアリアで「藤色」が一致した時は鳥肌が立ちました。。。




さて、しかし、今回の『イロアセル』の色はこういうことじゃないんですって^^

ここでの「色」は…私はね、その人の出自…氏素性…本名…なんだろうな、と思います。

身もふたもない言い方をすると、このお芝居は『ネット社会における日本人特有のコミュニケーション』を、設定を架空の時空間にすることで表現したものだと思います。

有る島の住民限定なんだけど……
「色」は本名。
人々の発言は、全てその人固有の色がついていて、
心の中から、音や文字にして外へ出した途端に色となって空中に浮かんでしまう。
それを見る事によって、誰が何を言ったのか、発言の内容が分かってしまう。
人々の発言に内緒話はなく、常に「公」のものとなる。
しかも、なんとか言う機械があって、それによって、
遠く離れて見えない筈の人の発言も機械で見えてしまう。
過去の発言も見直すことが出来る。位置情報もある。

まるで「ツイッター」。。。

そこへ「囚人」(藤井隆)がやってくる。
島で唯一言葉に色がつかない丘の牢。
ここでの会話は誰にも知られない。

囚人は、これまで島民が心に秘めていた「想い」を吐露させていく。

丘での会話をキッカケに「本音」を「色付き」で語りだす少女。

かつて、色付きで「何か」を語り、
島民から一斉に攻撃されていた女。。。

本音と建前が崩れていく島民。
秩序が乱れて行く島民を守る為に、囚人に「ヤメろ」と懇願する少女。


一見丁寧で遠慮がちな会話が交わされている間は、そこは荒れない。
ネットの「荒らし」だよね。
荒らされて怖くなって口をつぐみネットからも離れて行く人。

本音を語れない世界での鬱憤は「弱いモノイジメ」に向かう。
「弱いもの」は実は、直前には「人の言えないことを言う発言力のある人」だったりする。
だから、それを出来ない人からの「妬み」という鬱憤が、
「攻撃」→「荒らし」となる。
一対一にはならない。
攻撃する方は、私はヒトリである…という「建前」だが、
本当に孤立していたら、攻撃はすぐに終わる。
「実は私も面白くなかった」と言う意見が次々現れ、攻撃派は力を得る。
私はヒトリでも攻撃したぞ…と言うのは建前で、
実は、皆もそう思っていたんだ!という後ろ盾を得て発言は強くなる。
一対多になり、意見交換でも議論でもなく、攻撃=荒らしとなる。


この島の場合…
一見とても丁寧な「建前」の会話にうんざりしている人もいる。
だから一石を投じてみたりする。

色付きで本音を語れなかった人たちが、実は思っていたことを語りだす…

「議論が始まりました」

この台詞を言ったのは誰だったかしら?
私は、この台詞がこの芝居の「ヘソ」だと思う。

色付き(本名)であるがために、攻撃を怖れ、
建前だけで無難に過ごしてきた人々が、
議論を始める=本音を語りだす。
独り言ではなく、コミュニケーションが始まる。



自分だけは安全な場所から、皆が混乱していく様を楽しんで煽るモノがいる。
一見、公平に丁寧に対応しているようでいて、現実には人々の心をジンワリ煽る。
しかし、自分の正体は明かさず、自分だけは攻撃されない場所を確保している。
これが「囚人」。
囚人が最も安全というのがこのお芝居のミソ。
しかし「リアル」だけが囚人を傷つけることが出来る。


建前の社会が悪いのか?
荒らしがイケナイのか?
本音を言えばいいのか?
匿名ならいいのか?
本名でこそ責任ある発言になるのか?
本音と建前に違いのない無垢な心がいいのか?
それは偽善ではないのか?
客観的で公平な立場なんてあるのか?
自分の身だけを「安全」にしているモノは何か?



何の答も出ないお芝居です。
ただただ私たちが抱える現実を描写しただけ。。。


…しかし、マイッタのは、隣のお姉様がケラケラ笑っていること。
滑稽な場面は満載です。
でも、私はほとんど笑えなかった。
滑稽であるコト自体が笑えなかった。

役者さんは面白かっただろうな〜

私のようにずっと笑えない客と、
ケラケラ笑い続ける客が隣り合って観ている。
私とそのお隣だけでなく、客席全体が割とそんな空気のお芝居。

これは、舞台から客席を眺めた方が面白いお芝居だったかもしれない。


音楽が面白かったですね。
尺八かな?

アメージンググレイスや蛍の光。
心情に入って来やすい曲が心に沿いやすい音色で絶妙に入って来る。

しかし、美術には不満。
色を表すセットは、もう一人の役者。
今ひとつなセットだなあ。。。

私なら、布…軽目羽二重とか…使いたいなあ〜^^
http://www.katsura-yumi.co.jp/lineup/pret/kb-456_t/

ここにライトあてる^^ははは予算は??^^;

観客が役者を観ようか「色」を観ようか困るくらいの「色」の表現が必要だと思う。
そこまではセットは言ってなかったかな。。。


藤井隆さんは、この役には適任だったのかもしれない。
「よく分からない」という意味で。
それが芝居なのか、彼の芝居がそういうものなのか、私は知らないのだが。。。

加藤貴子さんってさあ〜「温泉へ行こう」だよね。
「無垢で真面目な少女」だったなあ〜。これはもう適役!

高尾祥子さんは…千秋楽だったから舞台挨拶があったのだけれど、
この時の「声」が役とは正反対で「冬の息」くらいの「白さ」^^;
思わず突っ込み入れたくなりました。


島田歌穂さんは…カリスマだよね。
好むと好まざるとに関わらず「舞台」に「色」を入れてしまう。
http://www.shimadakaho.com/
http://ameblo.jp/shimadakaho/
もしかすると、今回、歌穂さんが難しい…と感じていたのはこのこと?

どんな色を入れてもいいだろうし、間違いではないと思う。
でも、きっと歌穂さんが入れる色で、この舞台はが私たちに与える
『色』の『共感覚』は違ってしまう…気がする。。。
『イロアセル』の「色」のキーマンは島田歌穂さんだったのではないのか。。。。


なんて、今、思っていたりします。





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祐一郎さんじゃないけれど…色々 | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

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