あ、勿論私だけではないですよ。
トートの表情の見える位置にいた方、全てにチャンスがあったのですから。。。
あの最後のシーン、シシィが「死」を受け入れて、トートのキスを…
という瞬間、祐一郎さんが一瞬(ほんの一瞬)止まって微笑んだのです。
それはそれは、うっとりしてしまうくらい優しく、微笑んだのです。
そして…はぁぁ〜

ああ、素敵でした。あんな風に微笑まれてしまったらぁ…ねえ!
それで、思ったのです。
あの時、先に微笑んだのは一路真輝さんの方だと。
だから、祐一郎さんは、一瞬止まったのです。
私の席からは、一路さんは後姿で表情は全く見えません。
でも、祐一郎さんの表情が鏡のようになって、
一路さんの微笑み…きっと
「満ち足りた」という微笑みではなかったかと思うのです…
それが、私には見えたように思えてならないです。
一路さんの微笑みを受けて、祐一郎さんも、あの表情になったのでしょうね。
お芝居の良いキャッチボールの瞬間だったと思います。
よく役者さんは、
「相手の出方によってこちらの芝居が変わるから面白い」って言いますよね。
その素敵な瞬間の一つだったのだ、と思うと立ち会えたことが幸せです。
あの微笑を見たのは、確かなのですが、
メモと記憶をさぐると上記に座席と日付のはずなのですが、
記憶(しかもボケかけた^^;)なので、
「あの日、あの席にいたのは私です!」という方とかあったら、お知らせ下さい。
あの、微笑みに記憶のある方もいたら嬉しいなあ。
多分、初演だったので、3ヶ月目の最後の月に入ったところなので、
そういうホッとした気持ちが表れたのかな〜
何か一山越えたというか…、
二人の間の信頼関係のような、何かなのかなあ〜なんて妄想してます。
もう一度見たくて、いつもそうなのかな、と思って、
あれから期待して見ていたのですが、その後はあの微笑は無く、
やはり、あの日の微笑みは特別だったように私は感じています。