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その時歴史が動いた 『モーツァルト』

JUGEMテーマ:音楽


その時歴史が動いた
第321回
音楽の市民革命
〜神童モーツァルトの苦悩〜
平成20年4月9日 (水) 22:00〜22:43 総合

だそうです。

さてさて、この番組歴史ドキュメンタリーとは言いがたく^^;
どんな構成になるか、実に楽しみです!

さらに、予告によると、なんとこの『魔笛』の映像は、
コヴェントガーデンの公演の様子が使われるようです。
そう!サイモン・キーンリーサイドのパパゲーノです!
夜の女王も素敵です!

モーツァルト:歌劇≪魔笛≫全曲


さらにさらに、予告でちょっとだけだから、
私の勘違いかもしれませんが、
フランス革命のシーンは、もしかしたら、
レ・ミゼラブルのドラマのシーンかもしれません!

レ・ミゼラブル
レ・ミゼラブル


確認できた方がいたら、是非教えてほしい〜^0^

この番組って「主観的」なんだと思います。

だから、自分が好きな戦国武将の回なんか、
実に楽しく清清しく見ることが出来るのですが。。。

番組を作る時に、ある一定の結論に向かっていることが分かります。

番組として見せたい「ストーリー」が始めにあって、
それを裏付けることになる(裏付けとして使うことが可能な)
エピソードを抽出して、番組を組み立てる方法です。

抽出されたエピソードは、確かにエピソードとしては誤りではないでしょう。
それを、どう解釈するかは、各人の捕らえ方があって良いでしょう。

しかし、この番組を見るときに、常に感じる違和感は、
「排除されたエピソード」の方にあります。

番組が向かいたい結論にはいかないエピソードも存在しているということです。
それは、1時間の中では語り尽くせない…という言い訳も成り立つでしょうが、
私は敢えて採用されていないのだと思います。

そういったエピソードを取り上げると、
結論がスッキリしなくなりますから。

この番組は「わかり易い偉人伝」です。
だから「こういう素晴らしい人だった」という結論に持っていきたいのです。
…そう、この番組「断章取義」であると感じます。

でも、人間ってそんなにスッキリしていないだろうな。
だれもが、TBSの水戸黄門のようには生きられないだろうな、と私は思うのです。

でも、それがTBSの水戸黄門なら全く問題ありません。

一万歩譲って、大河ドラマでもヨシとしましょう。
(ただ、篤姫ってあんみつ姫だったのか〜と
信じてしまう人が出てしまうのはやはり賛成できませんが^^;)

ドキュメンタリーを謳った番組で、このツクリはどうなのかな?
と思います。

我等が山口祐一郎ファンの方々であれば、
当時のコロレド大司教の立場や考え方も分かるハズ。
当時、貴族が貴族であることに「罪」はありません。
お金持ちでなければ、音楽家を所有できないのは、
今も昔も変わりません。

この番組は「勧善懲悪」のツクリになるのが常なので、
モーツァルトが主役であれば、
コロレド大司教は敵役になるハズです。

ミュージカル『M!』では、もう一歩コロレドに踏み込んでいて、
自分では作曲や演奏は出来ないけれど、
「音楽を聞き分けるセンス」の持ち主として、コロレドを認めています。

モーツァルトは、確かに「自由」を望んで『魔笛』を作ったでしょうが、
私は、モーツァルトは「自分の自由」のことしか考えていなかったと思います。
天才ですから!
わがままに思う存分、自分の才能と戯れた一生だったのだと思います。
それが、たまたまフランス革命の時期と重なっただけであって、
社会的な責務など彼は全く意識しなかっただろうと思います。

でも、番組はどういうことになるのだろう…
来週の水曜が楽しみです。
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★クラシック音楽★ | 16:48 | comments(3) | trackbacks(1) |

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edit

Comment

…期待通りでしたorz
最も驚いたのは、あのコヴェントガーデンの魔笛が、
全く違うモノに見えたこと!
編集って怖いなあ〜。。。

バルダ・追記 | 2008/04/10 7:53 PM

初めまして。

「その時歴史が動いた」「魔笛」で検索して、こちらの記事を拝見しました。

これまで私が「その時歴史が動いた」に感じてきた爽快感や今回の違和感のありかがどこにあったのかが、この記事を拝読してよくわかったような気がします。

歴史の記述も結局取捨選択だと思いますが、特にモーツァルトのように伝記的な事実が非常に詳細に研究され知られた人物を扱うにしては、今回の番組は捨象した要素、エピソードが多すぎたようだと思いました。

また、同じ題材を扱った記事からトラックバックさせていただきましたが、早速公開いただきありがとうございました。

望 岳人 | 2008/04/24 12:49 PM

望 岳人様。

コメント・TBありがとうございます!

ミュージカルを見るようになって、
クラシックも面白そうだなと思うようになって、
でも、クラシックは知らないことだらけでどこから手をつけて良いやら…という感じでオロオロしています。
特にモーツァルトは苦手でした^^;

ミュージカルで『M! モーツァルト』という作品があって、
それで「仕方なく興味を持った」のが、私のモーツァルトの第一歩です。
今は、曲を一つ見る・聞く度に好きになります。

…なのに!
このNHKのモーツァルト観は、ありきたりの偉人にされてしまって、実につまらない人間になってしまっていると思います。

お勉強させていただきますので、よろしくお願いいたします。

バルダ | 2008/04/24 1:17 PM

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『NHK その時歴史が動いた』でのモーツァルトの『魔笛』
第321回 音楽の市民革命 〜神童モーツァルトの苦悩〜 本放送 平成20年4月9日 (水) 22:00〜22:43 総合全国 再放送 平成20年4月15日(火) 3:30〜4:13 総合(近畿ブロック

| 日々雑録 または 魔法の竪琴 | 2008/04/24 10:21 AM |